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なんと言うか、ドキドキするゲームだ。度胸さえあればいい……このまま限界に挑戦しようとしていた時、隣の人が番号札を挙げた。私はポカンとして、それから慌てて札を掲げた。
オークションのルールに則り、私たち二人で増額式オークションを行う。800万を最低価格として、50万ずつ値上げしていくのだ。
[競り人]十二番のお客はんが先に札を挙げたので、十七番のお客はんから価格を提示していただきます。
[player]850万。
[12番の入札者]パス。
私が850万を提示すると、相手はあっさりと競合をやめた。せり人が私の方を向いて頷き、慣例通り落札価格確認の段階に入った。
[競り人]850万、一回。
[競り人]850万、二回。
[競り人]850万、三回。
[競り人]「白雪の牡丹」は850万コインで落札どす。十七番のお客はん、おめでとうさんどす。
乾いた木づちの音が鳴り響き、私はこの花束を競り落とすことが出来た。ノアと喜びをわかち合おうとしたその時、彼女は美しい眉をひそめて、こうささやいた。
ノアと喜びをわかち合おうとしたその時、彼女は美しい眉をひそめて、こうささやいた。
[ノア]まあまあ。
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