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どうやら、本当の腕前を見せる時が来たようだ

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[player] クレーンゲームなら達人レベル、とだけ言っておくよ。欲しいものがあったら何でも言って。
[三上千織] ……生意気なヤツね。そこまで豪語するなら、千織の足を引っ張らないでよね! 璃雨、PLAYERも同行させるわよ。
[九条璃雨] かしこまりました、こちらです。
[スタッフ] えっ、本当に交換しなくていいんですか?
[-] 私は千織のふくれっ面を見て、苦笑しながらスタッフさんに返事をした。
[player] すみません、とりあえず大丈夫です。
[-] 二人のお目当てのクレーンゲーム台まで来ると、璃雨さんがクマのぬいぐるみを指差した。これが目当てのものらしい。
[九条璃雨] 千織様に取って差し上げることが出来たら、手厚い報酬をご用意します。
[player] 大丈夫、私に任せて。
[-] ゲームメダルを入れると、ガラスケースの中にあるライトバーが楽しげに光り出し、ゲームが始まった。
[-] 一列に並んだぬいぐるみがベルトコンベアの上をゆらゆらと進んでいく。私はレバーを操作しながら、アームを下ろす絶好の機会を窺った。
[-] 千織と璃雨さんは私の傍に立ち、固唾を飲んで揺れ動くぬいぐるみを見つめている。……お目当てのクマのぬいぐるみが、アームの真下に来た!
[三上千織] 今よ!
[九条璃雨] いえ、まだです!